最近、休日に一日中ゴロゴロして休んだはずなのに、月曜日の朝からすでに頭が重い…と感じることはありませんか?
その抜けきらない疲労感の原因は、肉体の疲れではなく、スマートフォンやパソコンから絶え間なく流れ込む情報による「脳疲労」かもしれません。現代人は、江戸時代の一年分、あるいは一生分にも相当する情報を、たった一日で処理していると言われています。
ちょっとした空き時間や通勤電車の中、さらにはトイレやお風呂にまでスマホを持ち込み、SNSのタイムラインやニュースを無意識にスクロールし続けていないでしょうか。
このように、常に新しい情報をインプットし続けていると、脳の「前頭葉」という思考や感情をコントロールする部分がキャパシティオーバーを起こしてしまいます。これが「スマホ脳」と呼ばれる状態です。脳疲労が蓄積すると、物忘れが激しくなる、集中力が続かない、些細なことでイライラするといった、心身の不調として表れ始めます。
この情報過多による脳の疲労を回復させる唯一の対処法は、意図的に「情報を遮断する時間」を作ることです。
いきなり週末すべてをデジタルデトックスにするのはハードルが高いため、まずは「寝る前の1時間はスマホを別の部屋に置く」「食事中や散歩中はスマホを持たない」といったマイルールから始めてみましょう。
スマホを手放して生じた「空白の時間」には、ただボーッとしたり、窓から空を眺めたり、お湯が沸く音に耳を澄ませたりしてみてください。この「何も情報をインプットしない時間」こそが、脳内を整理し、心のエネルギーを充電するために最も重要な時間なのです。情報から少しだけ距離を置き、自分の内側の声に耳を傾ける習慣を取り入れてみましょう。